「古今名物御前菓子秘伝抄 : 日本で最初のお菓子の文献」 鈴木 晋一 定価: - 内容説明 「古今名物御前菓子秘伝抄」…享保3年(1718)刊、日本初の菓子製法の専門書。南蛮菓子、特にパンの記述は興味深い。「古今名物御前菓子図式」…宝暦11年(1761)刊、「御前菓子秘伝抄」の後集。和菓子の形、デザインなどを記述。「菓子話船橋」…天保12年(1841)刊、江戸深川の菓子司・船橋屋織江の著。近世菓子製法書の最高峰。和菓子の製法秘伝。 目次 『古今名物御前菓子秘伝抄』 『古今名物御前菓子図式』 『菓子話船橋』 解説 菓子の日本史 『古今名物御前菓子秘伝抄』は、享保3年(1718)に刊行された、日本でもっとも古い版本の菓子製法書です。105種類もの菓子の製法がのっており、金平糖やカルメラなどといった南蛮菓子※のほか、パンも含まれています。材料は、小麦粉と甘酒で作る「ふるめんと」(イーストの代用品)、小麦粉、砂糖とあり、窯の中で大量の薪を燃やしてから生地を入れ、余熱で焼いていました。この焼き方は、18世紀頃までヨーロッパで行われていたものだそうです。 ※16世紀から17世紀にかけて来日したポルトガル人やスペイン人などがもたらした菓子。鶏卵や大量の砂糖が使われている。 #鈴木晋一 #鈴木_晋一 #本 #生活/家事#best1