これぞ『本物の手作り』です! 最後までお読み下さい↓↓↓↓ さて、 狸の置き物と言えば、信楽焼。中でも理庵さんは、狸のモチーフのルーツです。初代が、偶然河原で立ち上がった狸を見たときに、狸を焼き物にしようと発想されたと聞いています。最初は、今のようにぽってりした形状ではなく、ほっそりスマートな体型だったようです。開運、金運の偶像として拡がり、特にお蕎麦屋さんとの相性な抜群なのか、よく店先暖簾の横に鎮座しています。 僕は、偶像、御利益置き物としてではなく、あくまでオブジェ、置き物として「理庵の作品」を中心に蒐集しました。 この作品は、通常付いている、通帳や杖、傘などなく、衣一枚巻いた姿で佇んでいます。釉薬の色も、ブルーグレイのような色彩でとても美しいです。店主(2代目?)にお伺いしたところ、達磨大師からデザインのアイデアを得られたそうです。 15年ほど前に、二代目さん通じて10万円くらいでお譲りいただいた逸品です。 ここで、手作りについて、一言。 理庵作では、二種類の作り方があります。 ①本体(顔も含む)を型枠を使い成形します。その成形物に対し て、毛の感じをヘラで付けるなどして完成させる。 ②職人さんがまず土で紐をつくり、その紐をクルクル巻き上げ(手びねり)全体の造形を作り出し、そののち作品のフォルム、さらには細部を仕上げるといいう手工芸品です。 ③理庵さんでは見受けれなかったですが、全て型枠やプリントデザインする狸もいます。全て完全コピー。不気味なくらい同じ狸が並んでいます。 ①半分手作り ②本物の手作り ③『御座候』もしくは『たい焼き』 と僕は認識しています。 裏っ返して、中身を覗けば、くるくる巻いた跡が『手捻り』つまり『本物の手作り』には確認できます。じゃなければ、のっぺりしており、それは型枠成形の証拠です。 皆さまには是非是非 ①か②で作られた狸を手にしていただきたいです。 最後に、 僕は、この個体の色味、愛らしい表情と顔立ちに一目惚れしたんですね。それと、衣に隠れている、手や腕の感じが生々しくていいんです。型枠で造形したのではこの立体感は出ません。 それにしても、ほんとに、綺麗な顔だちです。 ※ 桐箱は最初からありません。
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