東京オリンピック記念貨幣 とは、1964年(昭和39年)10月10日より開催された、第18回夏季オリンピックである東京オリンピック大会を記念して、発行された銀貨であり、記念貨幣としては日本初のものである。1000円銀貨および100円銀貨の2種類が発行された。 記念貨幣の引換えは大会直前から始まり、100円銀貨は1964年9月21日、1000円銀貨は同年10月2日から金融機関の窓口で両替という形式で交付された。1000円銀貨については引換え当日から長蛇の列ができ、間もなく品切れとなり、直ちにプレミアムつきで貨幣商で販売されるという反響振りであった。 また日本初の記念貨幣発行は貨幣収集ブームのきっかけとなり、収集貨幣の相場は上昇し投機的となり、1973年(昭和48年)初頭には空前の高値を付けるに至り、1000円銀貨については2万円を超える高値で取引されることもあった。しかし同年4月、物品税法改正により、銀品位92.5%以上、1万7000円以上の商品が課税対象となり1000円銀貨も対象となったため取引相場が急落した。それでも1980年ごろまでは1万円前後の取引価格を維持していたが、次第に貨幣収集人口の減少に伴い記念貨幣に対する社会の関心も薄れ、下落の一途をたどりプレミアムは小さくなっている。 取引価格が下落したとはいえ、日本最初の記念貨幣としての看板があり、優れたデザインであることから、依然人気の高い記念貨幣である。 名称製造期間規定量目直径規定品位 1000円銀貨1964年8 - 10月20.00g35.00mm銀92.5%/銅7.5% 100円銀貨1964年7 - 12月4.80g22.60mm銀60.0%/銅30.0%/亜鉛10.0% 管理番号: 昭和東京オリンピック502 スピード発送!~平日は15時までの入金確認で即日発送!