江戸職人歌合[江戸職人尽歌合] 【判型】大本2巻2冊。縦261粍。 【作者】石原正明作。藤原春季画。 【年代等】文化5年5月、藤原泰周序・初刊。明治初年後印。[名古屋]永楽屋東四郎(東壁堂)板。 【備考】分類「歌合・絵本」。中世から種々編まれたもので、職人を題材にした歌合の一つ。歌や判詞以外に職人風俗図を描くことから、「職人歌合絵巻」「職人尽絵」「職人歌合絵草子」などとも呼ばれる。鎌倉・室町時代に5作品が確認されているが、江戸時代に入ると宗教的意味合いが薄まり、美術的影響も目立つようになり、菱川師宣『和国諸職絵尽』(貞享2年)、『人倫訓蒙図彙』(元禄3年)、鍬形蕙斎『近世職人尽絵詞』(文化2年)など、浮世絵師による職人尽へと発展した(Wikipedia参照)。『江戸職人歌合』は、中世の職人歌合絵本に倣い、江戸の種々の職業層に仮託した歌合。各月恋2首を詠む。7月10日に浅草観音で通夜をする人々が詠み、名主が判をしたという設定で、上巻に「名主・大家、儒者・医者、八卦見・人相見、いちこ・願人、青物売・魚売、虫売・笛売、馬方・車引、呉服屋・ふるきや、女郎・藝者、夜鷹・船饅頭」、下巻に「穢多・乞食、鳶者・臥煙、猪牙舟こき・四ツ手駕かき、覚兵衛獅子・軽業、そはや・湯屋、紙屋・茶屋、酒屋・餅屋、みす売・さる売、筆結・経師、屋根葺・左官、畳刺・石切、水くわしや・上菓子屋、付木売・箒売、座頭・山伏、念仏宗・題目宗」を収録する(全25番)。奥書によれば、礒部千貝の作で、張(池にも見える字体)南の(縉)紳藤原春季画らしいが、共に伝不詳。序者は伊予大洲藩主加藤泰の子加藤泰周で、後に下野黒羽藩主大関家の養子となり、文化8年に襲封した大関増業。藤原春季はその同母兄らしい(西尾市岩瀬文庫・古典籍書誌DB)。 ★原装・題簽付・状態良好。記名なし・蔵書印なし。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、44,000円(明治板)~165,000円】。
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