二関節筋の協調制御理論　重力が育てた運動制御のメカニズム

二関節筋の協調制御理論　重力が育てた運動制御のメカニズム

定価7,480円 一度読んだのみです。 内容紹介 人間存在の原点でもある二の腕の力こぶ「二関節筋」。 本書は進化史から紐解く二関節筋のルーツの話を端緒に、最新の知見や理論体系を紹介している。 1これまでの関節トルクベースの考え方に代わり、二関節筋装備の協調制御システムによる力学体系に基づいた考え方をすべきという点の証明とその理解、2従来の解剖書の屍体解剖所見からの理解ではなく、生体こそが持つ運動機能へ視点を転換することの必要性などを中心に提示する。 出版社からのコメント 「二関節筋」のこれまでの常識に一石を投じる1冊です。 運動機能などに携わる理学療法士をはじめとした医療関係者,また生体工学関係者にとって必読の書といえる内容です。 【目次】 序章 二関節筋誕生前夜 1 水中生物に始まる運動制御原理生成の進化史概要 2 ナメクジウオS字状波動遊泳運動の意義 3 後生動物に始まる運動制御システム進化史要約 4 二関節筋誕生前夜 第1章 二関節筋“上陸劇"を演出,協調制御システムへの成長 1 二関節筋のルーツはシーラカンスの胸鰭 2 拮抗二関節筋対と両端に拮抗単関節筋対を備えたシステムが陸上進出を可能にした 3 上陸成功後,陸上環境負荷が上位神経・筋回路網の再構築を可能にした 4 人類2足歩行の誕生 5 運動制御に関わる基礎理論の見直し 6 総括 第2章 整体運動の基本エンジン:協調制御システム 1 進化の所産としての人体四肢筋骨格リンク機構の成り立ち 2 人体四肢筋・骨格リンク機構の制御機能特性ならびに出力特性 3 生体運動制御理論体系の再構築 第3章 協調制御システムの計測・評価プログラム 1 協調制御システムの出力特性 2 協調制御システムを構成する実効筋力の計測・評価 第4章 協調制御理論に基づく動作解析と運動処方 1 協調制御理論に基づく動作解析の目的 2 動作解析方法論 3 運動処方方法論 4 進化史を通じ継承されてきた生体運動の原点としての乳幼児歩行 5 成人歩行 6 上肢運動解析 7 水上運動 8 スポーツ障害解析 9 総括 第5章 協調制御理論の展開(Future direction) 1 運動制御進化史総括 2 考察二関節筋研究史 3 将来展望

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