定価5万円　金粉入り風炉先屏風 茶道具 女桑 [万葉集 恋詩 額天王] 骨董

定価5万円　金粉入り風炉先屏風 茶道具 女桑 [万葉集 恋詩 額天王] 骨董

サイズ 高さ93.5cm 幅109cm 香仙書、専用箱あり。 背の高いとても細身で綺麗な屏風です。 屏風には結婚したが恋する女性ー額天王(女性)の詩とそれに返答した天武天皇の詩がが書かれておりまして、非常に面白い芸術作品です。 ✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥ 【茜草指武良前野逝、標野行野守者不見哉　君之袖布流】 万葉集巻一の二十にある有名な額田王の歌です。訓読は、ムラサキの咲き乱れる天智天皇の御料地で、貴方が私を誘惑する様子を番人の方に見咎めらやしませんか。 ■ 詩の背景 題詞に「天皇遊猟蒲生野時額田王作歌 皇太子答御歌 明日香宮御宇天皇謚曰天武天皇」（天皇が蒲生野へ遊猟に出られた時、額田王作歌 皇太子（大海人皇子）が答えられた歌　飛鳥浄御原宮を統治されていた天皇代 天武天皇）とあり、注釈に「紀曰 天皇七年丁卯夏五月五日縦猟於蒲生野 于時大皇弟諸王内臣及群臣 皆悉従焉」（紀（天智紀）には、天智七年（668年）5月5日、近江蒲生野（現在の滋賀県近江八幡市周辺）に遊猟に出かけられた。 大海人皇子他、諸侯皆付き従った。）とあります。 ■ 豆知識 作者の額田王は元々大海人皇子の妻で、後に額田王に好意を持っていた中大兄皇子に妾として嫁いだとされていますが、万葉集に記された和歌以外の証拠がないため不明です。 この詩には天武天皇による返歌があり、万葉集 22首目に載せられていまして、屏風の右に書かれております。 ✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥✥ 【紫草触尔保敝類妹乎尔苦久 有者人嬬故尔吾戀目八方】 ■読み方 むらさきの にほへるいもを にくくあらば ひとづまゆえに われこいめやも ■現代語訳 紫草のように色美しく映えているあなたのことをいやだと思うなら、人妻なのにどうしてあなたのことを恋い慕いましょうか、いや、恋い慕ったりはしません。嫌ではないからこそ恋い慕うのです。 意味は、美しいあなたは私の妻ではなく、もう違う人天智天皇の妻である。別れたあなたのことを未だに嫌だと思っていたら、あなたのことを恋しく思うことはないでしょう。しかし、人妻であるあなたのことを未だに恋しく思うのは、あなたのことを嫌ってはいないから。 未使用品ですが、長期保管品の為格安で出品します。薄っすらシミある箇所ございますが、全体的にはキレイです。 神経質な方はご遠慮願います。

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