<迎賓館>ミントンコラモア　ゴールド豪華シリーズ　盛金ディナープレート

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先日まで出品しておりました同じ意匠パターンの品のバリュエーションです。相違点はリムのゴールドギルトです。こちらはギルトの代わりにゴールドのドットのリピートのギョーシェの装飾です。グレード的には同等くらいの評価になるのでしょうか。個人的にはやはりギルトのほうがかなり豪奢な感じが出て好みなのでこちらは少し査定を下げておきます。 ここまで行くと比肩するパターンは本当にごくごく限られてきます。鑑賞者に与える印象も満場一致で高評価となる数少ないアイテムとなります。立体感や凹凸、陰影を表現する技法は色々ありますが、これはまさに正攻法、いや正工法とでも言おうか。技法はもちろん、純粋に盛りが厚い厚い。知っておいていただきたいパターンの一つです。ミントンにおける盛金を使った装飾、表現技法の集大成といえると思います。 一点気になっているのが、ちょろちょろと伸びている蔓状の小花。これって銀器のA・Debainお得意のデザイン手法だよな。どういう経緯かは今後調査が必要ですが美しいものが国もジャンルも飛び越えて躍動するのは嬉しい限りです。ミュシャも食器のデザインを多く残しておりますが、視点を広げて学んでいきますと点と点がつながることがあり、新しい発見にひとり興奮してしまします。メルカリ、ヤフオク等アウトプットの場があることで、ただのオタクに収まることなく、ずいぶん救われております。 嬉しいのは状態。１００年経った今でもミントコンディションなのは所有していて本当に感動的です。ミントコンディションの品はマーケットにもまだ残ってはいるのですが、且つグレードも高い、となるとその数は圧倒的に少なくなります。 唯一の欠点は、使ってしまってよいものか悩ましい点です。キャビネット、ショープレート派の方でしたらそういった点も特に問題にならないとは思います。使用するにしてもナイフやフォークを使わない、盛り皿としてでしたらダメージもないでしょう。１０年、２０年楽しまれた後は次の世代にお渡しになってもよろしいと思います。するとあれ不思議、今回の落札金額もしっかりと回収できてしまったりする、アンティーク収集の醍醐味は、古の技法や職人の姿勢を知ることができる、というものと考えていますが、オマケのようにこういったものが付いてきたりします。 破損にだけは気を付けたいものです。 サイズ 26 小キズ程度で良い状態です。

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