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ハナコの首 ロダンとスタニスラフスキ-を魅了した女優
10500円
ハナコの首 ロダンとスタニスラフスキ-を魅了した女優
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「ハナコの首 ロダンとスタニスラフスキーを魅了した女優」
秋元藍
講談社 2000 第1刷
20世紀初頭、欧州を席巻したひとりの日本人女優・ハナコ。マルセイユの劇場で彫刻家ロダンの創作意欲をかきたて、ロシアの新劇の神様スタニスラフスキーに影響を与えた彼女の生涯をたどる。『岐阜新聞』連載の単行本化。
ハナコがフランスのマルセイユの劇場で「芸者の仇討」の女主人公、芸者の菊を演じていた時、ひげを生やした薄汚い老人が楽屋を訪ねてきた。有名なフランスの彫刻家ということだった。衣装をつけたままのハナコを、スケッチしたいという老人の希望に、ハナコは快く応じた。件(くだん)の老人は、「パリで公演の際は、ぜひ訪ねて来てください」と言って、住所と名前を書いたメモをさし出した。そこには、オーギュスト・ロダンと書いてあった。──(本文より)
目次
幼年時代
旅の子役
会津武士切腹
芸妓
悲恋
海辺の町
離別
海を渡る
旗揚げ
ハナコ一座
ハナコとロダンの邂逅
ムードンの家
花咲くハナコ
死の首
悲愁
ハナコとスタニスラフスキー
サラエボの銃声
ロダンの死
旅の終わり
森鴎外の「花子」にも書かれている女優の太田ひささんの生涯について。壮絶な人生でありながら、舞台の観客や、彫刻のモデルとなっていたロダンの期待にこたえたい、と向かい合う姿勢がすごい。(レビューより)
カバーに薄汚れがみられ、本体にフィットしていません。
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