都史資料集成第8巻9巻です。大都市東京市成立の課題と現実、東京市に編入された35区の成立過程についての資料です。 大阪都構想が住民投票で敗北したにもかかわらず、実質的に大阪市の機能が府に統合されようとしています。 東京の歴史はこのような大阪のやり方とは実は真逆であり、先ずは15区が東京市よりも歴史が古く、一定の自治の権限を持っていました。東京市は、あとからできたもので、市の庁舎も東京府の中に入っており独自の庁舎すらありませんでした。 そして、15区を無視して、東京市と東京府が戦時体制強化のために自治を無視して統合したものが現在の東京都の前身なのです。 大阪維新が理想化している大阪都構想などは、時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ません。 自治を奪われた15区や、その後身である35区、現在の23区の前身は、自治研拡充を目指して戦前戦後一貫して東京都に要求してきました。つまり、基礎自治体の自治権拡充要求が東京の運動の中心でした。それぞれが市となることを要求しているのです。 大阪市を分解して事実上の単なる行政区にしてしまうようなやり方は、東京とは正反対の動きであり、市への昇格と、自治の拡大が目指すべき姿なのです。大阪が衰退した原因を確かめもせず都にして大阪市を潰し、いくつかの行政区にしてしまうようなことはナンセンスです。そういう東京の歴史の一コマが資料として集成されています。 大阪都を論ずる方は、最低でもこの資料を読んでほしいと思います。分厚い商品ですが、それほど高額なものではありません。 2冊セットでお譲りします。状態は未読のものの、9巻に斑点状のシミが一つできています。中身は新品、未読です。自分が持っているものはぐちゃぐちゃに線引きマーカー跡がありますが、こちらはきれいです。集団検討のために何冊か購入したものです。東京都が増刷しないかぎり、市場から消えていく運命にあります。お買いどきでしょう。 #東京市 #東京市の成立 #15区 #35区
条件がうまく整理できない、いま住み替えられる物件を探したいなど、あなたの状況に合わせた住まいの探し方を選ぶことができます
店舗相談やビデオ通話相談等から選べます。
相談方法を選ぶアドバイザーに相談する無料(土日祝日OK 10:00〜19:00)