ジャケット 軽く角折れ 盤質 小キズあるも針飛びなし 自主制作の『Cheshire cat』が大当たりしたことで、Blink-182は1997年『Dude Ranch』をメジャーレーベルからリリースして、全米のラジオからヒット曲を飛ばし(「Dammit」「Josie」)、プラチナセールスを獲得した。とはいえ商業主義に寝返ったわけではなかったことは、本作が尊大なボーカル、パンチのきいたリズム、イキイキした歌詞、アグレッシブなコードをシンプルに押し出した作品であったことでわかる。サンディエゴのプロデューサー、マーク・トロンビーノの仕事はややいきすぎのきらいもあるが、それでもこの作品では、最高に快活にはじけていたころの Blink が聴ける。よくできたエモコアのパロディ(「エモ」)や、なぜかニューオーダーを思わせるベースラインを作る不思議な才覚、そしてビーチボーイズに負うところの多いボーカルハーモニーが、ここにはある。 2年振りのリリースとなったセカンドアルバム。前作『Cheshire Cat』は僅か1年で7万枚を売り上げた。バンドはMCA Records (現Universal Music Group)と契約を果たし、カリフォルニアのBig Fish StudiosにてプロデューサーにDrive Like Jehuなどで活躍したMark Trombinoを起用しレコーディングを行った。ミックスはDonnell Cameron、マスタリングはBrian Gardnerが担当。96年の12月から1ヶ月をかけて制作された本作は、やんちゃな雰囲気を持ちつつも、哀愁溢れるメロディがたっぷりと詰め込まれたエモーショナルな作品となっており、いわゆるEpitaph系と呼ばれるバンドは違った魅力でファンを魅了した。 1Pathetic 2Voyeur 3Dammit 4Boring 5Dick Lips 6Waggy 7Enthused 8Untitled 9Apple Shampoo 10Emo 11Josie 12A New Hope 13Degenerate 14Lemmings 15I'm Sorry メロコア ハイスタ レコードまとめ買いいただければお値引きいたします!