「おもちゃ絵芳藤」 谷津矢車 文芸春秋 2017 第1刷 江戸っ子に人気を博した浮世絵。絵が好きで、絵を描くこと以外なにもできない絵師たちが、幕末から明治へと大きく時代が変わる中、西欧化の波に流され苦闘しながらも絵を描き続ける姿を描く長編書き下ろし小説。 文久元年(1861)春。大絵師・歌川国芳が死んだ。国芳の弟子である芳藤は、国芳の娘たちに代わって葬儀を取り仕切ることになり、弟弟子の月岡芳年、落合芳幾、かつては一門だった河鍋狂斎(暁斎)に手伝わせ無事に葬儀を済ませた。そこへ馴染みの版元・樋口屋がやってきて、国芳の追善絵を企画するから、絵師を誰にするかは一門で決めてくれ、と言われる。若頭のような立場の芳藤が引き受けるべきだと樋口屋は口を添えたが、暁斎に「あんたの絵には華がない」と言われ、愕然とする――。 国芳が亡くなるまで傍で画塾を補佐し、人徳もあったが、才能のなさを誰よりも痛感していた芳藤。才能に恵まれながら神経症気味の自分をもてあましていた芳年。画才だけでなく、時代を敏感に察知し新しいものを取り入れるセンスもありながら、結局は己の才に溺れた芳幾。そして〝画工〟ではなく〝アーティスト〟たらんとした暁斎。4人の個性的な絵師たちを通して、死ぬまで絵筆をとろうとする絵師の執念と矜持に迫る力作。 本書は歌川芳藤という売れない浮世絵師の生き様を描き、時代に取り残されていった人々に光を当てた時代小説だ。 師、国芳の亡き後画塾を継いだ芳藤。筆は丁寧だが華がない彼には役者絵や美人画の依頼がなく、もっぱら子供向けの「玩具絵」を描いている。彼は自らの凡才に悩み、また維新を機に浮世絵が衰えつつある現実を知りつつも生き方を変えられない。困難な時代を悩みながらも愚直に生きる姿には、読んでいて一抹の寂しさと共に尊さが感じられる。彼の周囲の絵師や版元、家庭を切り盛りする女たちにも温かな視線が注がれており、登場人物それぞれのドラマが、読む者の心にじわりと沁みこんでいく。作中のそこここにあらわれる猫の「なーん」という鳴き声もやさしく物語を包みこみ、読むうちになんだか癒やされてしまった。 評者:石原さくら(週刊朝日 掲載) 単行本 #谷津矢車 #文学 #小説 #時代小説 #日本 #文化 #浮世絵 #絵師 #芳藤 #国芳 #暁斎 #江戸時代 #芸術 #美術 #アート #本 #BOOK
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