状態は写真にてご確認ください。 未読本で中身に汚れ・オレなどありませんが、自宅保存品ですので、細かいことを気になさる方はご遠慮ください。 【内容紹介】 奴隷貿易が続いた400年の間に、1240万人の奴隷がアフリカから 大西洋を南北アメリカに運ばれ、プランテーションの無賃労働者となった。 アトランティック・ヒストリーの第一人者にして海賊の専門家、マーカス・レディカーは、 この身の毛もよだつ最悪の悲劇を、前代未聞の視点から語り、わたしたち読者を 奴隷船の現場に連れて行く。 レディカーがここに再現させるのは、怪物的な「浮かぶ地下牢」と、運搬中に200万人が命を落とした、 恐怖の「中間航路」である。飢餓と、病気と、悲運に直面した、奴隷たちの日常、懲罰と拷問の極端な暴力と、 蔓延する死である。しかしまた、一触即発の奴隷たちと同じ船に閉じ込められた乗務員たちの恐怖を、 きつい階級関係を、水夫と囚人との関係を、歴史家は想起させる。さらに、衝突にも記述を割き、 さまざまな言語集団出身の奴隷たちが意思の疎通をはかりつつ組織して立ち上がった血まみれの反乱を、厖大な史料から発見して描き出す。まさに、アフリカン・アメリカン文化の萌芽であった。 奴隷貿易廃止200周年を機に刊行され、ジョージ・ワシントン図書賞をはじめ数々の賞に輝いた、 黒い大西洋史の画期的著作。 笠井俊和解説「闘う歴史家レディカーと奴隷船研究」 定価:6800円+税
ITサービス・ツールを