縦9.0、横7.2、高1.6cm(共蓋2.8cm)、 202g(共蓋289g) 硯石の産地は不明ですが、硯蓋の表には梅の花と木が彫られており、赤間硯によくあるデザインです。硯石の色はやや茶色がかった黒で、やはり赤間石かとも思います。また、雄勝の硯匠が、赤間石で作った硯もありますので、赤間の硯匠が他の硯石を使って作ったかもしれません。銘のないのが残念です。 蓋がありますので、擦った墨の保存ができますし、小さい硯ですので、仮名の小さい字や写経を書かれるのには最適かと思います。 追 傷や汚れは出来るだけとりました。墨堂の目立てもしてあります。