膨大な鍵盤作品を収めた全26枚組の当セットですが全ての演奏を名手、アナ=マリヤ・マルコヴィナが担当。マルコヴィナはこのプロジェクトを成功させるために10年間もの間、C.P.E.バッハの作品を研究してきました。録音は2012~2013年にかけて行われこの偉業を達成しました。なお、当セットには世界初録音の作品も数多く含まれており、内容・演奏ともに充実したピアノによる当録音は世界初と言えましょう。 ●カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの鍵盤作品について エマヌエルは父ヨハン・セバスティアン・バッハとその最初の妻マリア・バルバラとの間に生まれて成人した2番目の息子です。バッハ一族のうち最も有名で多作の音楽家であるとともにベルリンとハンブルクで極めて有力な地位を占め、クラヴィーア奏者および理論家としてあまねく尊敬され、北ドイツ「多感様式」の代表者と言われております。鍵盤独奏曲はエマヌエルの長い経歴のなかで中心を占め、エマヌエルの独特のスタイルである突然の遠隔転調、筆記体を思わせる流動的な表現からの意外な離脱、感情のこもった話し言葉の抑揚に似た旋律の形、厳密な強弱法の指示など、随所に現れるこれらの鍵盤独奏作品は、全て似て非なる個性を示しております。 ※BOXケースの表面に目立たないキズが見られますが、CD本体は美品です。 ※輸入盤。(国内盤は未発売。)
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