1950-60年代に作られたCarstens Tönnieshofの花瓶です。50年代のTrude Carstensによる装飾デザインで、この装飾はハワイと呼ばれています。赤土で作られており、装飾は立体的なテクスチャーで手書きで施されています。 1878年にChristian Heinrich Carstensによってラインスベルク(ベルリンから100kmほど北部)に設立された陶磁器の卸業からスタートしたCarstens。1900年にChristian Heinrichは息子兄弟(クリスチャンとエルンスト)にマクデブルクに工房を購入。その後Carsten兄弟はビジネスを拡大させていきましたが、第一次世界大戦中に兄弟は別々の道を歩むことになりクリスチャンはラインスベルクをはじめとする工房を、エルンストはマクデブルクの工房や卸売業を引き継ぎました。エルンストによる事業(のちのCarstens Tönnieshof)は成功し、1940年には3000以上の従業員を抱えるドイツ最大の陶磁器会社の1つとなりました。第二次世界大戦後Carstens社はソ連によって全てを奪われましたがハノーファーの東に位置するTönnieshofという街(西ドイツ)でCarstens Tönnieshofをスタートさせました。CarstensとUffrechtの合資会社であったCarstens Ufferechtは東ドイツの国営工房のHaldenslebenとなっています。財政難によりCarstens Tönnieshof工房は1984年に閉鎖されました。 ✳︎サイズ ✳︎ 高さ: 30cm、底: 7.4cm 口直径: 内径7.2cm、外径7.8cm 707g Form: 666-30 古いものですので小さいキズやスレ、使用感などあります。内側に小さな凹や使用感あります。目を凝らして見ると口とボディ部分に小さなチップがいくつかあり、地の色が見えてます。(写真5、6枚目、あまり目立たないです。)底に製造時にできた凹凸あります。平らなところに置いて手で軽く揺らすと少しガタガタします。 ◉撮影小道具は付属しません。 ◉プロフィール欄もご一読のほどよろしくお願い致します。 ◉お値引き交渉はご遠慮いただけますと幸いです。 ◉他にも出品しておりますのでおまとめ割引いたします! 花器 フラワーベース