混声合唱とピアノのための「さよなら、ロレンス」 作詞者:四元 康祐 作曲者:森山 至貴 第22回朝日作曲賞を受賞し、第1曲目の「受付」が全日本合唱コン クールの課題曲にもなった「さよなら、ロレンス」。 「他の作曲者がその魅力に気づく前になんとしても曲をつけたい」 と作曲者が思っていたという四元康祐の詩集「笑うバグ」からの4 編をテキストとしています。「苦々しい後味の曲」「不気味」「不 穏な和音」「おぞましさがよじれるようなメロディ」「終焉の歌」 ・・・作曲者のまえがきにあるいくつかの言葉をこうして並べてみ るとこの曲のイメージが沸くでしょうか・・・ 希望に満ちた耳にやさしい音楽が望まれる今の時代にあって、敢え て書かれたこの「反省と後悔を歌う曲」。好き嫌いは分かれるかも しれませんが、日本の合唱界に一石を投ずるようなインパクトを持 つ作品であることは間違いありません。 2012年7月7日、「遊声」第15回記念演奏会(指揮 鈴木成夫、ピアノ 山内知子)によって公開初演されました。