江戸芸術論 永井荷風 解説 高橋克彦 岩波文庫 2005 浮世絵の鑑賞 鈴木春信の錦絵 浮世絵の山水画と江戸名所 泰西人の見たる葛飾北斎 ゴンクウルの歌磨及北斎伝 欧米人の浮世絵研究 浮世絵と江戸演劇 衰頽期の浮世絵 狂歌を論ず 江戸演劇の特徴 春信の可憐さ,歌麿の妖艶,北斎の硬質さ,広重ののどかさ-浮世絵の奥ぶかさと絵師たちのめざしたものを,図版にたよらずに,みごとな文章で論じた江戸芸術論集.滅びし江戸芸術への愛着が全体を貫き,浮世絵という小さな美を手がかりにして,日本の本質を探った1冊.谷崎潤一郎『陰翳礼讃』の先駆的著作.(版元紹介) 「喪われた江戸芸術」は荷風の文そのもの 江戸芸術全般ではなく、主には江戸時代の浮世絵について、大正年間、未邦訳の外国語文献も駆使して、一切図版を使わずに全般的に述べた本。好事家の域を超えて専門家の文章になっているが、絵を文章で説明する処は、荷風の面目躍如たる表現の筆が踊る。 永井荷風の浮世絵を中心にした、江戸芸術論。 浮世絵は、荷風にとっては、”宗教の如き精神的慰謝を感ぜしむるなり”ほどの存在だった。 その荷風の浮世絵に対する、深い知識と、厚い愛情が感じられる。 その一方で、これは、単なる江戸芸術の礼賛論ではなく、明治維新とともに、その江戸芸術を封印してしまい、無視してしまった、当時の西洋かぶれの日本社会への批判の書でもある。(レビューより) 焼けがみられますが中はきれいです。 #永井荷風 #高橋克彦 #芸術 #美術 #アート #浮世絵 #浮世絵師 #浮世絵研究 #鈴木春信 #葛飾北斎 #歌麿 #広重 #写楽 #ゴンクウル #ゴンクール #泰西人 #欧米人 #評伝 #鑑賞 #特徴 #日本 #江戸 #江戸名所 #西洋 #錦絵 #山水画 #演劇 #江戸演劇 #狂歌 #文学 #小説 #エンタテインメント #ホビー #本 #エンタメ #BOOK