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マーラー 交響曲第1番ニ長調『巨人』 指揮:レナード・バーンスタイン ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 録音:1987年10月 アムステルダム(ライヴ) マーラーの第1番は青春の息吹や濃厚なロマンティシズムが横溢する、作曲家が28歳のときに書いた最初の交響曲です。憧憬や挫折など多感な心情を表現した記念すべき作品であり、同時期に書かれた『さすらう若人の歌』と密接な関連性を持っています。マーラーの作品を世に広めるために若い頃から尽力し続けたバーンスタインが、マーラーゆかりのオーケストラであるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮した名演です。2017年刊行の名曲名盤500では第2位に選定されています。 マーラーの第1番は青雲の志を描いた作品で、第4番と同様に他の重厚長大な交響曲と比較すると普通の大きさの交響曲です。ステレオ初期に同曲最高の名演とされたワルター盤は、もちろんワルターの解釈自体が素晴らしいのではありますが、コロンビア交響楽団という比較的小編成のオーケストラを起用した点も良かったと思います。しかし、バーンスタインは、他のいかなる指揮者よりも雄弁かつ濃厚な表現によって、前述のワルター盤に比肩し得る超名演を成し遂げています。テンポの思い切った緩急や強弱、アッチェレランドなどを駆使して、情感豊かに曲想を描いています。それでいていささかも表情過多な印象を与えることがなく、マーラーの青雲の志を的確に表現し得たのは驚異の至芸であり、これは、バーンスタインが同曲の本質、引いてはマーラーの本質をしっかりと鷲掴みにしているからと言えます。オーケストラにコンセルトヘボウ・アムステルダムを起用したのも、本盤を名演たらしめるに至らせた大きな要因であり、光彩陸離たる響きの中にも、しっとりとした潤いや奥行きの深さを感じさせるのが素晴らしいです。 『巨人』という標題は、マーラーの愛読書であったジャン・パウルの小説『巨人』(Titan)に由来しているそうで、決して『巨人』を表現した音楽ではないとのことです。「巨人が昼寝をしてまどろんでいる様子」を想像するのは、私だけでしょうか。 国内盤、帯付き、盤面傷無し 8 *まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4~5枚購入→450円引き
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