マイルスがスイスのモントルー・ジャズ祭に初出演したのは1973年(夜)で、その後84年(昼・夜)、85年(昼・夜)、86年(夜)、88年(夜)、89年(夜)、90年(夜)、91年(夜)と計10回のコンサートを行なった。それらの中から8曲を抜粋したハイライト盤が一足先に発売されたが、これは全20枚組のコンプリート盤ボックスセット。単独作品としてすでに発表済みの91年の演奏は、クインシー・ジョーンズが指揮するオーケストラとの共演だが、それ以外は自身のレギュラー・コンボによる演奏で、ボブ・バーグ、ケニー・ギャレット、ジョン・スコフィールドらがいた時代の貴重な演奏が網羅されている。晩年のマイルスがしばしば演奏した「タイム・アフター・タイム」「ヒューマン・ネイチャー」といった曲は複数のテイクを聴き比べることができて、それもまた楽しい。50~60年代のマイルスに関しては絶賛の嵐だが、70年代以降となると、その評価はさまざま。しかしそうしたこととは別に、ここにはマイルス晩年の軌跡が鮮やかに印されていて、そこに絶大な値打がある
ORCIVAL ダッフルコート 8 ネイビー |
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プレイマット シャニマス 芹沢あさひ 黛冬優子 和泉愛依 220109 |