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「ウィルソン氏の驚異の陳列室」 ロ-レンス・ウェシュラ- Lawrence Weschler 著 大神田 丈二 訳 みすず書房 1998 ロス郊外にある奇妙な博物館の訪問から近代初めの博物館「驚異の部屋」へ遡るノンフィクション。 ロス郊外にある奇妙な博物館、ジュラシック・テクノロジー博物館。その存在は訪れる者を動揺させ、西欧近代の出発点の根底を震撼させる-。P.オースター、O.サックスら絶賛の傑作ノンフィクション。(データベースより) 目次 第1部 胞子を吸って 第2部 大脳の発達 不条理なことを真面目に追求した博物館の詳細な紹介本、とでも言っておこうか。 「ヴンダーカマー」と言う言葉は澁澤龍彦や荒俣宏の著作でお馴染みだったが、現代においてそれを実践している博物館があるとは驚きだ。読んでいると、引用と史実の狭間で、現実と夢想の間に漂って方角を見失いそうになる。フィクション、ノンフィクションを議論することの無意味さを感じる。 まじめくさった装丁を踏襲したみすず書房もすばらしい。(レビューより) この本は発売当初、フィクションの賞とノンフィクションの賞にノミネートされた(残念ながらどちらも受賞を逃したが)傑作ノンフィクション。 原著95年。ロサンジェルスの雑踏に忽然と現れるジュラシック・テクロノジー博物館(MJT)。ふらりと立ち寄った著者は、数々の珍奇な収蔵品と真偽の疑わしいキャプション、そして館長デヴィッド・ウィルソン氏の人柄にたちまち魅了される。収蔵品やキャプションの真偽を辿るうちに、原=博物館ともいうべき16-17世紀の「驚異の部屋」に行き当たり、MJTをその系譜の後継者に位置づける。米国中の博物館・美術館関係者の敬意を集めるという実在のヴンダーカマーを題材に、知の統合と錯乱の間のゆらめきという博物館の愉しみを語る小著。(レビューより) 導入部の面白さは異常。フィクションとかノンフィクションとかの区別はまあ、どうでもいいです。(レビューより) #ロ-レンス・ウェシュラ- #大神田丈二 #ヨーロッパ #アメリカ #ロサンゼルス #ヴンダーカマー #驚異 #陳列 #驚異の陳列室 #エンタメ #ホビー #本 #人文 #社会 #ノンフィクション #教養 #科学 #博物学 #博物館 #BOOK #本
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